【FXを最速で始めるシリーズ】第2回、今回は為替レートについてです。
FXを最近始めたという方や始めようと思っている方の中には、クロス円とかよく聞くけどなんなの?株価とどう違うの?って気になっている方もいるのではないでしょうか。
為替レートってなんぞや?
為替レートとは、一言で言うと、2通貨の交換する割合のことです。
つまり、この2通貨がドルと円の場合、1ドル=100円などと表記します。
そのため株価だったら、トヨタの株価は、本田や日産の株価とは関係なく独立してますが為替レートの場合
ドル円(USDJPY)の価格は、日本円と米ドルの強弱関係を示す相対的な数値ということになります。
この為替レートには様々な組み合わせがあります。
USDJPY、EURUSD、GBPJPY、NZDUSD、AUDJPY、EURCHF、・・・等
数十種類の組み合わせがありますが、それらはよく次の2つ(クロス円・ストレート通貨)に大別されます。
①クロス円とは
一つは、クロス円です。
クロス円というのは「ドル/円」以外の円と外貨との通貨ペアのことです。
つまり、ユーロ円、ポンド円などです。
なぜ、ドル円はクロス円に入らないのか、それはドルを基準に考えられているからです。
ドルは世界の通貨の基準なので多くの通貨がドルと直接取引されています。
②ストレート通貨とは
2つ目がストレート通貨です。
ドル円、ユーロ・ドル、ポンド・ドルなどなど
つまりドルに対してはそれぞれの通貨が膨大な取引がされてますが、それに比べ
ユーロ円、ポンド円、などの直接取引はそんなに多くはありません。
そのため、ユーロ円はユーロ・ドル、ドル・円という2つの取引レートを組み合わせてユーロ円が算出されてます。
ユーロ/ドル:1.055ドル、ドル/円:120円の場合、ユーロ円は1.055✕120= 126.6円といった具合に算出されます。
クロスさせてレートを算出している、だからユーロ円、ポンド円、などはクロス円と呼ばれているわけです。
そして、ここが大事なポイントなのですが
基本的には取引量の多い組み合わせであるストレート通貨(例:EURUSD)のほうがクロス円(例:EURJPY)より取引コスト(スプレッド)が小さくなる傾向があります。
取引コストなどのFXにかかる費用については第3回で解説しています。
まとめ
・為替レートとは2通貨の交換する割合のことで、様々な組み合わせが存在する。
・為替レートには大きくクロス円とストレート通貨の2種類に分けられる。
第2回までで、FXでの利益の出る仕組みと為替レートがどういったものがざっくり把握できたのではないでしょうか。
次の第3回ではFXの必要経費・手数料について解説し、それが理解できればいよいよ第4回で口座開設して取引してみましょう。