この記事ではFXの税金って結局のところどうなってるのかを簡単に解説します。
(法制度が変わったらその都度更新します。)
FXの税金は雑所得として申告分離課税の対象。
要は確定申告しなきゃ脱税になります!
決済後の利益に対して税率は一律20%(所得税15%、住民税5%)です。
つまり
FX取引で年間100万円の利益を上げた場合
課税20%で税額は20万円です。
どうやって確定申告するの?
確定申告の際に提出する取引証明書類は、ほとんどのFX会社で
期間損益報告書のようなものを発行することができるのでそれを印刷して使いましょう。
(FX会社によっては郵送をお願いすることができます。)
節税するには?
①必要経費を申告する。
必要経費を申告してそれが認められると「必要経費の20%」は支払わなくて済みます。
たとえば、購入したFXに関する書籍代、FXのために購入したパソコン費用、インターネットのプロバイダ費用などが必要経費と認定される可能性があります。
ただ領収書やパソコンなどの場合、FX以外の用途にインターネットを使用していない証跡が必要になる恐れがあります。
所管の税務署の担当によってもこのあたりは対応が別れる恐れがあるので、あらかじめ電話して確認しておくとよいかもしれません。
私は税務署に電話相談をしたことがありますが、かなり親切に相談にのってもらうことができました。
公務員の給与が高すぎとかそういう世論が働いてるのかもしれませんね。
②損益通算する
FX取引は、先物取引、オプション取引との損益通算が可能です。
要は先物やオプション取引の方で損失を出していたらその分を課税対象額から差し引くことができます。
つまり、FX:100万円の利益 先物取引40万の損失
課税対象額:100-40=60万
税金の支払額:60万×20%=12万円
もしこの損益通算しなかった場合
税金の支払額:100万×20%=20万円
なので8万円も節税することができます!
③損失額の繰越控除を利用する。
繰越控除とは、その年に控除し切れなかった損失を翌年以降に持ち越すこと。
持ち越せる期間は3年間。
例としては、
最初の年 損失100万円 全額1年目へ繰越!
1年目 利益40万円 課税対象額:0円 2年目へ繰り越せる損失額100-40=60万円
2年目 利益40万円 課税対象額:0円 3年目へ繰り越せる損失額60-40=20万円
3年目 利益30万円 課税対象額:10万円
といった具合に繰越控除しなかった場合と比較して、
100万円もお得になっています!
これらの方法を利用して最低限の税金を確実に支払っていくのが賢いやり方ではないでしょうか。